技術習得について
技術・技能の向上と
後継者育成目指して
技術対策部では、資格・技術の取得が求められる新しい分野から、日本古来の伝統技能継承まで、幅広くそれらの必要性を呼びかけ、知識・技術・技能の向上に向けた活動を行なっています。
主な活動内容としては、国家検定である技能検定への検査委員・補佐員の派遣(建築大工、畳、造園の3職種・10名)、中央技能検定委員の推薦などです。
また、近年深刻な問題となっている、技術・技能伝承、後継者育成問題についても、後継者育成のための指導員研修会などを開催して取り組んでいます。
青年技能競技大会の開催
東京都連では、35歳までの大工職人を対象に技能を競い合うために、規矩術を用いた「四方転び踏み台」を課題とした青年技能競技大会を開催しています。この大会を通じて大工の技能向上を図っています。この大会で3位までに入賞した職人は、全国大会に出場します。
東京都連ではこれまで全国大会でも何度も優勝しています。
東京都の匠の祭典にも毎年参加しています
東京都は2015年から東京五輪・パラリンピックにむけた企画として、ものづくり匠の祭典を開いてきました。この企画にも東京都連として大工の技術・技能を披露してきました。釘を使わずに建前を行う伝統工法により上棟式を行い、大変好評を得ました。また、子供工作教室などで大変な賑わいを得ています。